266.施餓鬼(せがき)供養


【施餓鬼】供養というのは、仏教で餓鬼道に落ちて飢餓に苦しむ亡者や

弔う者のない死者の霊のために食べ物を供えてお経を読む供養の事を言います。



その由来は『救抜焔口月陀羅尼経(くばつえんくがきだらにきょう)』というお経にあるそうです。


お釈迦様の十大弟子で多聞第一と称された阿難(あなん)が、焔口(えんく)という餓鬼に死を予告された際にお釈迦様に助けを求めた。



阿難はお釈迦様に教えられた通りに、観世音菩薩の秘呪(陀羅尼)を唱えながら餓鬼に食事を施したところ、

その功徳によって餓鬼が救われ、施主である阿難も寿命を延ばす事が出来たという説話が起源とされています。



私たちは【御先祖様】に対しては、《春・秋のお彼岸供養》と《
お盆供養》。



【自分自身】に対しては、《
夏越しの祓い》と《大祓い》。



しかし、【童男・童女・水子】や【自縛霊・浮遊霊・不成仏霊・無縁仏の霊】に対しては、甚だ供養が疎かになっていると思います。



水子に関しては皆さんご存知でしょうが、【童男・童女(どうなん・どうにょ)】についてはよく分からないのではないでしょうか?



この【童男・童女】とは、18歳未満で亡くなられた方々の事を言います。



この【童男・童女】が自分自身の子供である場合には、自分自身が生きている間ご供養すると思いますが、

その次の世代になると次第に忘れ去られてしまいがちです。



そこで私は『先祖代々の童男・童女・水子供養』を、

一年に1度、観音様の縁日に合わせて毎年12月18日施餓鬼供養として行う事に致しました。



私の場合ですと、《佐藤家》・《菅野家》・《角田家》・《加藤家》の四家をご供養致します。



この【施餓鬼供養】をすると、その功徳によって餓鬼が救われるだけでなく、施主もまた寿命を延ばす事が出来ると言われております。



是非、皆さんもこの施餓鬼供養をしませんか!



詳しくは『日宗庵のホームページ』をご覧ください。





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