神様だって人間だって、一生懸命にひとつの事を信じ努力している姿を見れば、力を貸したくなるものです。
私は8月の夏休みを利用して、Hさん家族を連れて京都の伏見稲荷大社・清水寺・八坂神社そして広島の厳島神社を参詣する計画を立てていました。
いよいよ出発の日、私が車を運転していると、突然「出雲大社へ来い!」 というお告げを受けました。
私はすぐさまその事をHさん家族に告げ了解を得てから、予定を変更し島根県にある出雲大社へと車を走らせる事になりました。
出雲大社はHさん家族にとって、最も大事にしなければならない神様がいらっしゃる所ではありましたが、
何故、突然に呼ばれる事になったのかは、その時点ではよくわかりませんでした。
私たちは出雲大社での参詣を済ませ、今度は広島へと向かい厳島神社でご祈祷を受けている時の事です。
厳島神社の神殿には市杵島姫と田心姫命と湍津姫命が祀られている筈なのですが、何故か龍神様が現れたのです。
これには私もビックリしました・・・。
その夜、私たちは満潮の時刻を待って、再び厳島神社へ行ってみると、
神殿には海水が満ちており、よく写真で見られるような美しい景色になっておりました。
しばらく感動にひたっていた時の事です。
静かだった海面がにわかにざわめきだし、波打ち始めたのです。
当初は何が起き始めているのか分かりませんでしたが、よく見るとその波が私たちの方へと押し寄せて来ていたのです。
これは視える人にしか理解できないかもしれませんが、
なんと!龍神様が私たちの方へと向かって来てくださっていたのです。
それは、なんとも言えない感動でした。
その波はほんの一時の事で、その後は何事もなかったかのように静まり返ってしまったのですから、本当に不思議としか言いようがありません。
翌日は京都の伏見稲荷大社へと車を走らせ、清水寺・八坂神社にお参りして帰ってくる予定でしたが、
またしても“お告げ“を受け、私たちは貴船神社と鞍馬寺へと導かれる事になったのです。
貴船神社も出雲の神様に縁のある所ですから、お呼びがかかったとしても不思議ではありませんでした。
Hさん家族は、以前から出雲大社を参詣してみたいという想いがあったようなので、
それを知っていた出雲の神様が一生懸命やっているHさん家族を出雲関係の神社へと呼んでくださったのかもしれません。
たとえば、政界の風見鶏のように、東に凄い霊能者がいると聞けば東へ行き、
西にも凄い霊能者がいると聞けば、すぐさま西へ行くような方々には、今回のような事は到底かなわぬ夢でしょう。
この政界の風見鶏のような人に限って「何故、言われた事をやっているにも拘らず、願い事が叶わないのでしょうか?」と言うのです。
今回のお参りを通して、Hさん家族の真剣さに触れ、改めて教えられたものがあり、とても救われた思いがしました。
政界の風見鶏のような生き方をする事なく「この人を信じて自分の人生が失敗に終わるのなら、それも本望!」
と思うぐらいの気持ちで取り組めば、神様も人も決して見捨てるような事はしないと思います。
一心に念じて行動する者には、必ず扉が開くものです!