武士道を説く【 葉 隠 】に、こんな出来事が書いてあります。
ある時、疑いをかけられた武士が≪申し開きもせずに≫上役の命令に従って、黙って切腹をしてしまいました。
しかし、その武士が切腹した後に上役によって≪意外な真実≫が明らかにされるのです。
その武士が切腹を命じられた理由というのは、実は本人が行った事によるものではなく、部下の不始末が原因であったのでした。
つまり、≪申し開きもせずに≫切腹した武士というのは、部下の失敗を誰にも一切漏らさずに、責任を一人で背負った形で死んでいったわけです。
この≪申し開きもせずに≫切腹した武士の心は、本望だったのではないでしょうか。
自分が信じた部下の不始末の結果が切腹ならば、自分の落ち度も認めないわけにはいかないからです。
私ならばそう考えます。
自分が心底正しいと信じた結果が最悪の結果を招いたのなら、自分で責任をとるのは当然のことです。
世の中には匿名により勝手な憶測で無責任な誹謗中傷をする者たちがおります。
私もインターネット上で何度もやられた事がありました。
しかし、そんなものは「取るに足らない事・・・」と、黙して語る必要はないでしょう。
分かる人には分かるのですから、言いたい人には言わせておけば良いのです。
どんな出来事に遭遇しようとも、他人や境遇などのせいにしているうちは、進歩も開運も望めません。
私のもとで10年間日々【すべき事】をしている相談者の方々は、それぞれに輝き始めています。
それが私の誇りなのです。
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