ある時、私は七面山に登詣していて、いかにお世話になった方々への感謝の念が大切なのかを感じさせられました。
その時に私の頭の中に浮かんだのは『報恩感謝の祈祷』です。
私は自分がこれまでにお世話になった方々への感謝の気持ちを伝えるための祈りをしようと思ったわけです。
私は時々昔の事を思い出すのですが、今から32年前にお世話になったコムイ治療院の先生はどうなっているのでしょうか?
当時は荒川区の三ノ輪に『コムイ治療院』があったのですが、
その後、風の便りでは台東区の吉原に移転したと聞いた事がありましたが定かではありません。
近いうちに吉原辺りを探してみようかと思っています。
それにしても、最近はお世話になった人に感謝しない人が増えて来ました。
>私は恩人には恩を返すものと思い、これまで生きて来ましたが、
その恩人も自分の都合で手のひらを返す時代になり、情けない世の中になりました。
ある新聞に書いてありましたが『出藍(しゅつらん)の誉れ』という言葉があります。
青は藍より出でて、藍より青し・・・と言います。
つまり、弟子が師匠より才能や実績が上回るという意味ですが、その他の意味に、
弟子の素質を見抜き育て上げた師匠をたたえているという事もあるのだそうです。
育ててもらった師匠に対して感謝する心があって初めて『出藍の誉れ』です。
師匠に対して感謝の気持ちがない者は、恩知らずと言われても仕方がないと思います。
師匠を師匠とも思わないような人間は、そう簡単に改心しないと思います。
日本人には、もう一度、武士道精神に基づく教育が必要だと思います。
明治維新以来、西洋文化の影響を受けて下剋上が起こり、下級武士が先頭に立ち国を動かす事態になりました。
私は大の野球好きなのですが、ある時まではサッカーも見ていました。
しかし、日本のサッカーを見ていると、戦い方が西洋的になり、
まるで明治維新の頃を目の当たりにしているような感覚になる時があります。
サッカーには、汚ない反則をしても見つからなければ良い・・・、
どんな手を使っても勝ちさえすれば良い・・・というのが随所に見られます。
汚い事をしてでも勝てばいい・・・結果がすべて・・・
という考え方は、明治維新や西南の役の田原坂の戦いのようです。
つまり『勝てば官軍』と言われる所以です。
そういう生き方は、いつか必ず自分自身の身を滅ぼす事になります。
汚ない真似をして勝ったとしても、それは人間としては恥ずかしい事です。
今の日本人は恥を恥と思えないところに問題があります。
西洋かぶれになり『長いものには巻かれろ精神』の虚弱体質な日本人では将来が危ういように思います。
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