霊視とは実に不思議なもので、その時々で様々な事柄が出て来ます。
例えば、【前世】の事あるいは遠い遠い【過去世】の事、またある時は近々起こるような【出来事】が視えて参ります。
ただ、これらの事は遠い昔の事から今に至るまでの連続した状態で視せられるようなものではありません。
例えば、前回は【先祖の事】が視えて来たかと思えば、今回は【前世の事】という具合にランダムに視えて来るのです。
先日、自分の【前世】を知りたいと言う方が霊視を受けにいらっしゃいました。
どうやら最近は【前世】が流行っているらしいのです。
早速、霊視を始めたのですが、視えて来たものは【先祖の事】でした。
本人はガッカリしていたようでしたが、現実的な問題としてはその方に必要なのは、【先祖の問題】を解決する事だったようです。
人間とは実に勝手なもので、自分で勝手に自殺しておきながら、
子孫に供養してもらえないと「私に気付いてくれ!」とばかりに子孫に訴えて来るのです。
そして、いつまでも忘れ去られた状態になっていると、恨んで来る場合があります。
今回はまさにそのような状況でした。
言うなれば『逆ギレ』です。
怨念というものは、実に恐ろしいものです。
霊視を始めるなり、私の体は震えはじめ、口までもガクガクしてくる程の寒気に襲われました。
私はこれまで約30年間、霊視をして来ましたが、霊視をすればする程に体が冷えきっていく感覚は初めてでした。
それ程に、水の事故や自殺したご先祖様の霊が多く集まって来ていたわけです。
ですから 「【自分の前世】の事よりも、まず先に【先祖の問題】を解決してあげなさい!」
というように、先祖に関係する事柄が伝えられて来たようでした。
霊視を受けに来られた方は不満だったでしょうが、霊視というのは【その時】に大事な事柄が最優先に出て来るのです。
皆さん、今回のような事もありますから、どうかご理解ください。