このページの最後にセーラの飼い主からの皆様へのお礼の言葉があります。


メリークリスマスそして、ありがとうセーラ



今日(2005.12.25.日曜日)は、誰もが楽しみにしているクリスマス。



しかし、私にとっては一生忘れられない特別な日となりました。



この記事を書いていて、文字がかすんでしまう自分が情けないです。



神様が、私を僧侶にさせてくれなかった理由がわかるような気がします。



今日、私と同じ誕生日(9月2日生まれ)の霊能犬、

小林セーラが私の目の前で息を引き取ったのです。



それは、午後1時頃のことでした。



私は、これまで母の死、叔母の死、愛犬・次郎丸の死を体験しているにもかかわらず、

人(動物)の死に、その場で接したことのなかった私には、とても衝撃なことでした。



今日最初の相談者の方の霊視が終わった後のことです。



セーラの異変に気づいた人達が、突然ざわめきだしたのです。



すぐさま私は、セーラの魂に元気づけさせるために、祈祷を始めたのですが、

真言を唱えている私の隣に、体を抜け出してしまったセーラの姿(魂)があったのでした。



その瞬間に、私はセーラの死を実感したのです。



それは、誰にとっても、とても辛い瞬間でした。



たかが犬のことで大袈裟な!と思われる方もいると思いますが、

命の重さに、犬も人間もかわりありません。



これは、実際に動物を飼った人でないと、理解できないでしょうね。



このセーラという犬は、とても不思議な犬でした。



犬好きの相談者の方々にかわいがられ、散歩に連れて行かれたり、ご飯をもらったりしているのに、

散歩にも連れて行ったことがない私に、特別になついてくる犬でした。
                                




霊視をしているときなどは、

相談者の方と私との狭い隙間に入ってきて

スースーと気持ちよさそうに寝るのです。



そうかと思うと、

私が霊視をして疲れて横になっていると、

私の頭から顔までベロベロとなめ回す・・・

そんな犬でした。



私についた悪いものを、

なめつくしていてくれていたのでしょうね。

セーラ

私は、このセーラに対して特別なことをやっていたわけではないのですが、

それなのに何故か?私のことを好いてくれていたのです。



もう二度とこのような犬が現れないだろうと思うと、今更ながら辛くなってきます。



もっともっと可愛がってあげれば良かったと、ただただ悔やむばかりです。



今年の11月からは、七面山や座敷わらしの宿へも一緒に行っていたので、本当に寂しいです。



これからセーラは、体が無くなり、魂という形で一緒に歩いていくわけですが・・・

霊能者として、わかっていても辛いですね。



確かに私が霊視で見えていたとしても、実際に自分の手で抱けないというのは、とても辛いです。



しかしながら、今まで常に一緒にいた人達が、

示し合わせたかのようにその場に居合わせ、皆に看取ってもらえたことは、

セーラの犬徳?かな?とも思えます。



セーラは、本当に幸せな犬だったと思います。


セーラよ、また会おうな!幽霊の姿でだっていいからな!



絶対に会おうな!



それまでは、目に見えなくとも共に生きていこう!



本当に本当に、今まで一緒にいてくれてありがとう!               

                                     日宗



今まで犬を飼ったことのない私が、少しづつセーラに慣れ散歩も出来るようになり、

(どちらかと言うとセーラが私に歩調を合わせてくれたのカナ?)

十一面観音様のお灯明を私のミスで燃やしてしまって落ち込んでいる時、

おひざの所に来て慰めてくれたね・・・



人の悲しみや苦しみをすぐにキャッチしてくれる、相手の気持ちになってくれる、

人間以上に人間らしい心を持った霊能犬セーラ・・・ありがとう、そして ご苦労様

                                       妙心

セーラ

犬、猫、など生き物が、大の苦手だった私がセーラと友達になれたのは、

お互いに食いしん坊だったからだ。



お堂での食事タイム、おやつのお菓子など少しずつあげているうちに、

お友達になり、だいぶ慣れてきた。



今では何時でも私のところへいつも一番でしっぽふりふりやってきた。



ちょっと、いつもあげすぎでお腹、ポンポコリン。



天国では、私の分までダイエットしてチョ。

                                           大光



小さい頃、犬が飼いたくて、飼いたくて仕方がなかったけど、

飼ってもらえなかった私は、おじさんにおねだりして、「お散歩ダックス」という

おもちゃを買ってもらいました。



茶色いダックスフンドの首の辺に紐がついていて、それをひっぱると、

ツツツーッと歩いてくれるおもちゃです。



それから、30年後(ナント!)念願かなって、お堂で知り合った

セーラちゃんをお散歩させてもらえるようになったのでした。



いっしょに小岩を歩いていると、美人のセーラちゃんは、いろいろな人に

声をかけてもらいます。

セーラ

一度は、見ず知らずのおじいちゃんに

ご自宅まで招待してもらい

1時間近くお話してもらったり、

同じダックスを飼っているというおばさんが、

「ちょっと待ってて!家の子連れてくる!!」

と言って、わざわざ男の子のダックスを

連れてきてお見合いさせてくださったり・・・

それまで小岩と縁のなかったはずの私を、

まるで何年も小岩に住んでいる住人のような気持ちにさせてくれた、

楽しい時間でした。



お堂に私が泊まらせていただいた日は、私が散歩当番だとわかっていて時間になると

私の周りを思わせぶりな目でチラチラ見ながらウロウロしはじめます。



私は、そんなセーラちゃんをわかっていながら、

しばらく焦らしてほっておき、セーラちゃんがあきらめた頃・・・

「セーラちゃん!」と声をかけると、お耳がピン!期待に満ちた顔で私を振り向きジッと見つめます。



見つめあいながら「お散歩・・・する?」と聞くと・・・

「お散歩!?勿論ヨ!!するわ!するわ!」と、突然のおおはしゃぎ。

私がリードをとり、お散歩の用意をするのを、

「あんたのこと大好き!!一番好きよ!!!」という感じでじゃれついてきました。



これが、私の一番の至福の時。



お散歩が終わり、ご飯をあげるときがクライマックス。



もう、熱愛カップル相思相愛状態!



なのに、ご飯が終わると、妙に素っ気無い・・・私が呼んでもなかなか来てくれないし、

日宗先生の側を離れないのです。・・・でも、そんなところも、また可愛い・・・



赤ちゃんやお子さんがいると、「私だって可愛いでしょ!?」といわんばかりに赤ちゃんにはりあって、

自分をあからさまにアピール。

(結構、おばさまだったはずなのに・笑)



ほんとに、可愛いし、いろいろ教えてくれたいい子でした。

セーラ、ありがとう。ほんとにありがとうね。またね!

                                         秀黎




〜セーラの飼い主の小林 妙光より、皆様へ感謝のご挨拶〜


この度は、私の愛犬セーラが他界のさいには、日宗先生はじめ、皆様には大変お世話になりました。



又、暖かいお悔やみのお言葉ありがとうございました。



突然の事でしたので、セーラの死を受け入れる事ができずに、涙ばかり流していましたが、

やっと、気持ちも落ち着いてきつつあります。



そんな状況でしたので、お礼の言葉が遅くなり、申し訳ありませんでした。




セーラは、家の畳で好きな座布団の上で大勢の方にみとられ、旅立って行くことが出来ました。



又、お通夜、火葬の際には日宗先生、皆さんにお経をあげて頂きまして、ありがとうございました。



セーラも喜んでいると思います。





又皆さんに可愛いがって頂きセーラは本当に幸せでした。



甘えん坊で寂しがりやのセーラだったので、忘れられないように、

クリスマスの日に旅立ったのでしょう。



これから、私はセーラの死を無駄にしないように、

日々生活していこうと思います。



本当に、ありがとうございました。



小林セーラ 平成17年12月25日没 (10歳3ヶ月)
セーラ



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