私が人間の魂について語るには、まだまだ修行不足なのですが、途中経過報告のつもりで書かせていただきます。
様々の相談者の方を霊視していると、どうにも理解に苦しむような事が視えてくる事があります。
特に前世の霊視においてですが、魂というものは何度も生まれ変わるという事を、これまでに何度もお話して来ましたが、
その事とは別に魂というのは、細胞分裂して二つ以上の身体に分かれて存在している事があるようなのです。
つまり、一人の相談者を霊視しているにも拘らず、同時代である筈の複数の前世の姿が視えてくる事があるのです。
これは魂というものが、必ずしも一人の人間から一人の人間へと生まれ変わって、規則正しく生まれ変わるという事ではないという事です。
これはまさに神秘の世界です。
皆さんはとても不思議な感じがするかと思いますが、
かつて、ある僧侶は「人間というものは、様々な魂の集合体なんだ!」と興味深い事を言っておりました。
実際に私も最近では、そういう事ではないかと思っております。
私たちは亡くなられた方々の魂の供養をしながら、その方々の来世での幸せを祈祷しているのですが、
この魂へのエールは生まれ変わった先へもちゃんと伝わるのです。
つまり、私が高祖父への供養や祈祷を続けて行くと、高祖父であった方が別の姓(Aさん)となって生まれ変わったとしても、
私の【想い】がこのAさんに伝わっていくのです。
そのため、生まれ変わったこのAさんは私に対して何らかの縁を感じて近づいて来るようになるわけです。
私はこれまで28年間霊視をして来て「この相談者の方は私の先祖だ・・・とか、
この相談者の方は私の前世の息子だ・・・」という事が何度もありました。
魂の行方や魂の繋がりというのは実に興味深いものなのです。