209.もったいない生き方


一昨年の秋に、高倉健さんが83歳で亡くなられましたが、

私が師匠(十条の先生)に出会ったのは、

師匠が83歳の時でした。


師匠がそんな年齢でしたので私は師匠との時間をとても大切にしていました。


私の師匠は私に告げた通りに92歳で亡くなったのですが、

その師匠が亡くなる1年前の頃は、

私が師匠のもとへ≪霊視≫を受けに行くと、

いつも『焼き鳥の皮』と『ビール』が用意されていました(笑)。


そして、いつものようにビールを飲みながら談笑し、

その合間に≪霊視≫をしてもらって帰ってくる・・・。

そんな感じだったのです。


私にとっては充分すぎる有り難い時間でした。

なぜなら、私は師匠と時間を共にする事こそが重要だからと分かっていたからです。


今、私のもとに来ている相談者の中には、

私と一緒に【霊山】を登ったら、それだけの事に満足してそそくさと帰って行かれる方がおりますが、

この方々はまだ『一緒に行く』という意味を理解していないのだと思います。


また、相談者の方々の中には『損をしないように』生きている方もいます・・・。

これじゃ、結果的には『損』をする生き方となってしまう事でしょう。


私は野球が好きなので野球で譬えますが、

省エネ投法をしようと3球でバッターを仕留めようとすると、

ついついストライクの球が多くなってしまいます。
 
そうすると、バッターにとっては非常に狙いが絞り易くなり打ちやすくなるのです。


それゆえ、ピッチャーは狙い球を絞りにくくするためにボール球(見せ球)を投げるわけです。

これはある意味『無駄(損)な投球』のように思われがちですが、

実はこの労力がバッターを打ち取るコツなのです。


言葉は悪いですが、一時の『損』を嫌がらずに、
 
『損して得を取る』生き方を選んでほしいと思います。


しかしながら・・・≪パワースポットめぐり≫に関しては別です。

時間の無駄になるような≪パワースポット≫選びをしてはいけません。


私が師匠と出会ったキッカケは、

私の妹が結婚して3年も経つのに赤ちゃんが授からず、

肩身の狭い思いをしている・・・という事を聞かされ、

私は妹の事を案じて師匠のもとを訪ねたというものでした。


当時の妹は一生懸命に平家再興・源氏滅亡の願いを込めて、

平家が建立したお寺に【子授けの願掛け】をしていました。


ちなみに妹の前世は・・・源氏。


その当時の私の妹は自分の前世を知りませんでしたから、

絶対に叶えてくれるわけがないお寺に【願掛け】をしていたのです。

これじゃ願いが叶うわけがありません。

源氏の前世があるのなら『源氏関係』のお寺へ行くべきだからです。



このように≪パワースポット≫であるならばどこでも良いというわけではありません。

それこそ時間の無駄にならないように、

自分に合った≪パワースポット≫へ行くことをお勧めいたします。



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