24.お参りごとをやめたくなったら…

by:南ちゃん


先生の霊視ではどこどこにお参りに行って、神様と縁を結んでくださいと教えてくださいます。

神社やお寺にお参りに行き、神様や仏様とご縁を結び、何度も行くとドンドン縁が深まる。

神様と縁が深くなれれば、人生で嫌なことには遭わず、願いがドンドン叶うと思っていました。



神様はどうにもならなくなった時に驚く程の力で助けてくださります。

でも、超えるべき試練を取り除いてくださるわけではないです。

試練はその人がこの世で学ぶべきこと。

神様は与えた試練をどう乗り越えるかどうかをただ、じ〜っと見守っておられます。

でも、乗り越えるためのヒントはくださります。それが霊視でのお言葉。

霊視で教えていただいたお言葉すべてを真摯に受け止め、自分が変わることで願いが叶う。

自分を変えずにお参りごとだけするのは、勉強しないで、志望校に合格させてくださいと

お願いしているようなものなのです。

でも、霊視での言葉をすべて受け入れるというのは案外難しいことです。

例えばお参り先が遠い場所や高いお山、あるいは自分にとって耳が痛い指摘だと、

そんなことは言われてもできないし、耳が痛いことは聞きたくないし、もういいかぁ…と足が遠のく。

でも、それはとてももったいないことです。


私もとてもとても、理不尽なことを霊視で指摘されたことがありました。

自分としては絶対に相手が悪い。相手が悪いのだから神様は私の味方をしてくれて、

うまいことしてくださるはず。こんなに、お参りしてきたから〜

そう思っていたのに先生からは『これは負けるが勝ちです。すべて、相手の言う通りにしなさい。

今、こじれると来世もまた出会うよ〜』

とても衝撃な言葉でした。

悪いのはあっちなのに、なんであっちの言う通りにしないといけないの〜 ありえな〜い。

でも、来世でも会うのは絶対に嫌だ〜 頭では相手の言い分を受け入れるしかないと

理解できるけど、心の中はモヤモヤしていました。

そんな時にあるお寺の山門の特別拝観で(これもお参り先で教えていただいたのですが)

中に入れていただくと天井に描かれている絵を説明され

その中に体は1つなのに、頭が二つある鳥がありました。

それは共命鳥(ぐみょうちょう)と呼ぶそうです。

共命鳥は字の通り、考えや生き方が違っても命はつながっている。

違う考えも受け入れる。すべての命の尊さや存在を大切にするように…

という意味だと教えていただき、鳥肌が立ちました。



考えや生き方が違う人を否定してはいけない。どんな人ともつながっている。自分に起こる出来事や出会う人、すべてを受け入れなさい。

だから、相手の言う通りにしなさい。

私のモヤモヤをお見通しの神様がこんな風に教えてくださったことで

心の中のわだかまりは一瞬にして消えました。

本当にありがたいことです。



神様の言葉は時に厳しいので、それを伝える先生は大変だと思います。

でも、先生は日々鍛えた忍耐力で相談者の方に優しく向き合って伝えてくださいます。

せっかく、神様が教えてくださったお言葉やお参り先を自分の都合よく解釈するのは間違いです。

霊視のお言葉はこちらも覚悟して受け入れないといけない。

自分が変わらなければ、試練をクリアーできません。

どんなに受け入れ難い内容だったとしても、我を張らずにまるごといただく。

どうにも受け入れられない時は受け入れできない自分を受け入れるといいそうです。

それさえできれば、不思議と答えが見つかり、状況が変わって来るのです。

その結果、願いも叶う。

そこに気づかないうちにお参りごととのご縁を切ってしまうのはもったいないです。

せっかくいただいた、ご縁ですから〜


先生のところに通うようになって3年経った頃、先生が『来られて3年になりましたね。

石の上にも三年と言いますが、お参りごとはこれからが始まりですよ』とおっしゃいました。

これからが始まり…? 正直驚きました。

それから3年経った今、先生がおっしゃった意味がよくわかります。

最初の3年はスタートラインに立つための準備期間。

そこから3年続けてようやく、石の上にも三年と呼べる。

最低でも6年は続けないと、お参りごとをしたとは言えないのだと。

ということはこれから3、4年経つと今とはまた違ったものが見えているのかも?

そう思うと、ワクワクします。



神様はず〜っと見てくださっています。

まだまだ怒られることが多いですが、時にくださるご褒美は本当にありがたく涙が出ます。

ぜひぜひ、お参りごとをやり続けて、この感謝と感動を味わっていただきたいです。



何度もくじけそうになった私をこれまで導いてくださった、神様、仏様、ご先祖さん、精霊さん達、

そして日宗先生、スタッフの皆さん方 本当にありがとうございます。

まだまだ、未熟者ですが、これからも叱咤激励、よろしくお願いします。





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