13.もうひとつの『キタキツネ物語』
by.マリア
先日、日宗先生に勧められ金田一温泉に家族全員で行ってまいりました。
”亀麿ちゃん”パワーの威力はとてもすごく、帰って来た翌日から
我が家の仕事がとても忙しくなり、毎日のように大元の会社の方から納品の依頼があります。
亀麿ちゃんと大乗院 日宗先生にとても感謝しています。
日宗先生のところに通っている方は、もうすでにお分かりでしょうが・・・
何処かにお参りに行った後、良いものを戴いてくるのと同時に、
自分の中にある悪いもの(膿のようなもの)がお参りに行ったことで、出てくることがあります。
その膿を傷口がふさがらないうちに取り除いていただくために、
お祓いをしていただくのですが・・・
今回も金田一温泉へ行った後、先生にお祓いをしていただく約束をしていましたが
お祓いの前日になった時、母の様子が変なのです。
目つきが、何か恨んでいるかのようになり、
「先生のお堂には行かない」
とダダをこねだしたのです。
そこで、先生に電話で伺ってみると
「仏壇のところで、ご先祖様お力をおかしください。」
とお願いするといいと言われ、すぐにやってみました。
そして、翌日、まだ様子が変だったのですが、ごまかしごまかしでお堂のほうに連れて行きました。
お参りして分かったことなのですが・・・
母の実家は北海道で農作物を作っているのですが、昔そこに勤めている人が、
罠にかかったキタキツネを撲殺したそうです。
そのキツネは雌で産まれたばかりの子供がいてその子供に餌を与えるために、
鶏小屋を襲ったそうなのです。
子供を育てられなくなった無念さが恨みとなって、私の母の様子をおかしくしているということです。
また、母の実家の後を継いでいる兄の家の子供にもその恨みが行って
様子をおかしくしているそうなのです。
母親が子供を思う気持ちは人間も動物も同じだと思います。
日宗先生は、
「一概に、キツネを殺してしまった使用人の人が悪いというわけではありません。
農作物を荒されてしまった側と子供もいて生きていくために農作物を食べるキツネ、
動物と人間が共存していくうえで、ちゃんと供養をすることはとても大事なことだと思います。
ちゃんとご供養をしているところは何事もおこりませんよ。
私達も、ご飯を戴くためにいろいろな命を奪っているわけですから、戴く時には”戴かせていただきます”
食べ終った時には”戴かせていただきありがとうございました”と、思う気持ちが大切なんですよ。」
と仰います。
確かに「このキツネが畑を荒していたんだな!」と思って殺すのと、
「畑を荒されては私達も困ってしまうので申し訳ありません。この次は幸せに生まれください」
と思って殺すのでは、殺される方の魂も違ってくるのではないかと思います。
今年、雪が解けた頃、キツネさんに罠を仕掛けた鶏小屋のそばの所で
キツネさん供養をしに行きたいと思います。
キタキツネさん申し訳ありませんでした。
どうぞ、この次は幸せに生まれ変わりください。
いろいろ教えてくださった、神様・仏様・精霊さん・ご先祖様・先生ありがとうございました。
TOP / 体験記目次