89.施餓鬼供養
私は特別な事がない限り毎日【御供養・御祈祷】をしているのだが、
その中で『除籍謄本』という存在を知るまで知らなかった御先祖様の名前を見つけ出し【御供養】をしている。
『除籍謄本』とは亡くなられた方々の戸籍です。
市役所や区役所から取り寄せられますので、皆さんも是非取り寄せてください。
私はこの『除籍謄本』の存在を知るまで、名前も知らない御先祖様がいた事、
そしてこの御先祖様たちは長い間《忘れられていた存在》だったという事を知りました。
ディズニー映画の【リメンバー・ミー】でも言っておりましたが、亡くなられた方々は《忘れられる事》が一番悲しいのです。
《忘れられた霊》というのは、忘れられた悲しみや苦しみによって【怨霊】になってしまう事があります。
日本の場合は、平安時代の昔から天変地異(大災害)はこの【怨霊】によって起こされると言われてきました。
これはまんざらデタラメではありません。
だからこそ、少なくとも自分たちの身内から【怨霊】を作り出してはなりません。
私の場合は、今から118年前に16歳で亡くなられた方や113年前に17歳で亡くなられた御先祖様がいた事を知りました。
おそらく、この方々は殆ど【御供養】されていなかったと思います。
これではあまりにも気の毒です。
もっと生きていたかった筈なのに、16歳や17歳で亡くなり、しかも【御供養】もされずに忘れられてしまっていたのですから・・・。
私はこれまで12月18日に『童男・童女・水子』並びに
『供養を忘れられてしまっていた方々』を御供養するという事で【施餓鬼供養】を行ってきました。
しかし、これからは年に2回(5月18日・11月18日)
『供養を忘れられてしまった方々のみ』の【施餓鬼供養】を行おうと思います。

どうか、身内から【怨霊】になるような可哀想な霊を作り出さないように
『除籍謄本』から《忘れられている御先祖様》を探し出して【施餓鬼供養】をしてください。
《忘れられていた御先祖様》を幸せに生まれ変われるように送り出しましょう。
宜しくお願い致します。
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