21.危ういと思うからこそ!



瀬長亀次郎さんは、他人が◯◯がないと言っているのを耳にすると、すぐに自分自身が持っているモノであれば全て与えたという。



だから、瀬長亀次郎さんはいつも貧乏だったといいます。



私はこの瀬長亀次郎さんの行動がよく理解できる。



瀬長亀次郎さんの家族は大変だろうが、そうしたくなるんだよな・・・。



それが瀬長亀次郎さんの【自然】であり、【ありのままの姿】なのだと思います。



私には一般的に『見えないモノ』が見えて『見えるモノ』が見えない事がある。



それが情けなく辛い時があります。



私は常に【一期一会】のつもりで、相談者の皆さんと接してきました。



しかし、その想いが伝わらない時がある。



つまり・・・誤解されてしまうのだ。



以前、沖縄で知り合った宝石店の店主が「小さな親切、大きな下心」と言って笑わせてくれた事があったが、



私自身がまるで下心があって何かをしているかのように、他人に言われると「侮辱だ!」と言いたくなる。



それはまさに【下種の勘繰り】というやつだ。



私はただ「この人は危うい!」と感じるからこそ応援したくて、その人に必要なモノを伝えたり与えたりしているだけの事である。



私が一番腹立たしく思うのは、私が商売でもしているかのような陰口をたたかれる事だ。



まぁ〜言いたい者には言わせとけ、分かる人には分かるのだからと思っている。



そんな私だが、一つだけ心掛けている事がある。



それは、相手が迷惑だと感じない程度に【私自身がしたいと思う事をする】という事だ。



人間は何度も輪廻転生をするが、この世での人生は一度限りです。



その一度限りの人生で出会うというのはタマタマではありません。



絶対に導かれているのです。



【袖擦り合うも他生の縁】といいます。



もう二度と会う事が無いかもしれないからこそ、私は【一期一会】だと思って、出会いを大切にしようと思うわけです。



【縁】というものを粗末にしてはなりません。






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