289.わが師匠(十条の先生)の226事件
1999年2月26日、この日は私が師匠(十条の先生)の所で【霊視】を受ける予定の日だった。
私は時間通りに、いつもの東京都北区十条の先生の自宅へ向かったのだが、先生がいらっしゃらない・・・というか誰もいない。
私は一瞬「91歳になる先生だから、もしかしたら病院に・・・?」という事が頭に浮かんだ。
しかし、霊感を働かせるとそんな感じは全くしない。
私は「もしかしたら、あの場所にいるかもしれない!」と思い、急いでその場所へ向かった。
その場所に到着し玄関の前に立った時だった。
【師匠(十条の先生)の匂い】がしたのだ。
私は師匠はここにいると確信し玄関のチャイムを鳴らした。
すると「ハ〜イ」と師匠の元気な声が聞こえて来た。
私は「やっぱり!」と思った。
師匠は私の顔を見るなり「やっぱり来ると思っていたよ。」と、何も無かったかのような口調で私を迎え入れてくれた。
そこで私は「先生、心配しましたよ!でも、この家の玄関の前に立ったら、
先生の匂いがしたので、絶対にここに居る!と思ったのです。」と告げると、
師匠は「そんな事が分かるのは、あなたしかいないよ!」と言って笑った。
それから、色々な話をしている時だった。
師匠が突然「佐藤さん、私は1年後に死ぬよ。
92歳と出てるからね!」と言ったのだ。
私はまさか・・・と思っていたが、師匠は言葉通りに『1年と3日後』の2000年3月1日に
「迎えが来たから、行くぞ!」と言って亡くなられた。
痛みも何もなく92歳の大往生だった。
あれからもうすぐ21年目を迎える。
|TOP|ボヤキ目次|