280.その人の心が作品に表れる
昨年、ある作品の世界大会がありました。
日本はこれまで3年連続『2位』だったという事もあり、今年こそは『世界一』を目指していたようです。
日本代表として選ばれたのは3人。
そのうちの一人のAさんは、とても素晴らしい作品を作る人でした。
しかし、このAさんは大先輩がアドバイスをしてくれても、徐々に無視をするような人だったのです。
流石の大先輩も「君にはもう教えない!」という事になってしまいました。
Aさんはその大先輩に必死になって謝っていたようですが、世界大会の本番でも仲間がSOSを出しているにも拘らず、
無視して自分自身の作品作りに集中しておりました。
結果は世界一になれるような作品でしたが、またしても『2位』。
チームワークも取れていないチームの作品なんて、どんなに美しくても温かみを感じるわけがありません。
【自分ファースト】の人の作品は、どんなに素晴らしいモノであっても周囲の人々の心に響かないのです。
これは人間そのものにも言える気がします。
どんなに素敵な男性であっても、どんなに美しい女性であっても【心がよろしくない人】の身体から発するモノは、
周囲の人々の心を揺り動かさないのです。
いかに【目に見えないモノ(内面の充実)】が大切かという事です。
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