私にとって私が今の生き方をするようになるとは100%考えられませんでした。
それが十条の先生と呼ばれた当時83歳の霊能者のお婆さん先生に出会い、私の人生は一変したのです。
私は38歳の時に独り立ちし【徳樹庵】からスタートして【祈祷所・大乗院】、そして時を経て【日宗庵】となりました。
その間、様々な方々との出会いから沢山の事を学ばせて頂きました。
私は真剣になり過ぎる余りに失敗する事も度々ありました。
しかし、その中でも【分かってくださる方は分かってくださる】ものです。
それによって、私自身がどれ程助けられて来た事か分からない程です。
しかしながら、長い事やっていると当然残念に思う事もありました。
私の事を「日蓮宗の僧侶でもないのに【日宗】を名乗るというのはいかがなものか?」と言った方がいたのです。
その方との繋がりは10年に及び、私の事を充分に理解してくださっているものとばかり思っていたので、
私はその言葉を聞いた時に、この方は私の事をその程度にしか見ていなかったのかと愕然とした事がありました。
私としては日蓮宗の僧侶よりも【七面山】を登っているという自負がありましたので、本当に悔しく感じたものです。
私は絶対に【日宗】の名を譲るつもりはありません。
私は92歳まで【日宗】を名乗り【七面山】を登り続けていく覚悟です。