254.【修行をしたからと言って・・・】


私は【開運アドバイザー(霊能者)】として歩みだして20年目を迎えた時に、

東京から奈良の大和高田市に本籍を移し捨て身の覚悟で【一年間の三輪山修行】を行った。



【開運アドバイザー】としての仕事もようやく順調になっていた時だったが、

自分自身としてはどうしても納得が行かない事があり、修行三昧の日々を過ごしながら《霊能力》を高めたいという想いがあったからだ。



あの時の修行の様子は【開運相談の日宗庵】のホームページに掲載されていますので、興味のある方はご覧ください。



毎日毎日【三輪山】を登拝するだけの修行だったが、時折『不思議なモノ』を目撃する事があった。



ただ『不思議なモノ』を目撃したからと言って、人生が良くなるわけではない。



なぜなら【三輪山修行】をしたからと言って、何か特別に私自身が変わったようには思えないからだ。



修行なんて結局は自己満足の世界だ。



変わった事と言えば、相談者の数が3分の1に減り、奈良霊視での仕事は呆れる程に暇になったぐらいの事だ。



あの修行は何の意味があったのかというぐらいに馬鹿げた修行だったと思う。



変な話だが、修行したからと言ってどうという事はない。


ただやらないよりもやった方が【何かに気づく】事があると思うぐらいの事だ。



【一年間の三輪山修行】で大きく変わったのは、相談者の質が変わったように思う。


それが一番良かった事かな。


あれからもう10年になる。


私は金銭的に余裕があるわけでもないのに沖縄では収入になるような事は一切やっていない。


【ボランティア活動】しかやっていないのだ。


ある意味『私は馬鹿だと思う』・・・。



なぜなら、この【ボランティア活動】をするためだって、先行投資として作業服などにお金が掛かるわけだからだ。



しかし、私の人生においては、この『ヤギ小屋清掃』という【ボランティア活動】が大きな意味を持つように感じるのだ。



何の利益も意味もないが、私自身の人生には物凄い何かを与えてくれているように感じるのだ。



毎回臭~い体になって帰って来るだけの事だが、充実感が半端ない。


単なる馬鹿かもしれないが・・・笑。



人生は自分自身が楽しんでいると何かが動き出すものだ。


別にそんな事を期待してやっているわけではないのでどうでも良い事だが、そのうちに何かが動き出す事を感じている。



それがどんな形で動き出すのかが楽しみでもある。


楽しんでいるうちに何かが動き出す・・・面白いと思う。


10年前に一生懸命になってやった【一年間の三輪山修行】よりも楽しい。



楽しい事は良い事だ。そのうちに何かが変わる。




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