197.与えられた道


今日(2020年2月12日)は私の父の91回目の誕生日です。



佐藤家としては新記録更新中だ。



実にめでたい事である。



父が母と結婚した当時、父は【飯坂薬局】に勤めていた。


しかし、当時の給料では家族を養っていけないという事で、父は34歳の時に転職をした。



それが【型枠大工】という職業だった。



父は34歳にして畑違いの所に転職したわけだから、相当な苦労をしたと思います。



しかし、父は持ち前の【負けず嫌い】と【天性の霊能力】で頭角を現しました。



父は『東北自動車道』や『東北新幹線』の工事に従事したのだが、

大学卒の会社の偉い方々が現場に設計図を持ち込み頭をひねっている時に

「ちょっと、どけ!」とばかりに前へ出て現場を見ると【完成した姿】が見えたという。



そして、その見えたままの姿を自分で作ってみせて会社の偉い方々を驚かせ、数々の表彰を受けた人なのだ。



本来、父は【霊能者】として生きるべき人だったと思います。



父の母は私と同じ仕事をしておりましたので、初代が『祖母』2代目が『父』3代目が『私』で、

4代目が『一徳』になる筈でしたが、父は自分の母の仕事の大変さを知っていたために【霊能者】として生きる道を選びませんでした。



私が思うに、父は実に勿体ない生き方をしたと思います。



父はある意味【奇人変人】の類だったと思いますが、それほどに【霊能力】が優れていた人だったのです。



もし父が【霊能者】として生きていたら『ボケる』事なく、今でも現役で人様のお役に立てる【霊能者】として生きていけた事でしょう。



先日の現代版組踊の『鬼鷲(うにわし)』にあった


【我が道を知り、我が道を進む。 自分を信じて、最後まで突き進め。】


の言葉のように生きていたなら、もっと充実した人生を過ごせたと思います。



父の【霊能力】は隔世遺伝により『一徳』に受け継がれています。



もう『一徳』は8年も前から【我が道を知り、我が道を進む。 自分を信じて、最後まで突き進め。】の生き方をしていますが、

このまま突き進めば『尚巴志』のような面白い人生になる事でしょう。



人間にはそれぞれ【与えられた道】というものがあります。



どんなに苦しくても、その【与えられた道】から逃げる事なく立ち向かっていけば、

他人には味わう事が出来ない喜びに満ちた生涯を歩む事が出来るのです。





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