196.ノーサイド


今朝もビーチへ散歩に行って来た。


【沖縄】の2月は寒い!



日本本土の寒さとは雲泥の差ではあるが、暖かい沖縄を想像して沖縄にいらっしゃった旅行者は驚くであろう。



【沖縄】は決して常夏の島ではありません。



今日は散歩を終えてから『畑』へ行って来ました。



これまで当たり前のように食べていた《キャベツ》《レタス》《ブロッコリー》《ホウレン草》。



私は沖縄で【ボランティア農業】を始めてから、この野菜を食べる事に対して『有り難い』と思うようになりました。



皆さんは知っているだろうか?



これらの野菜を育てるためには【朝】と【晩】に水を与えないといけないという事を・・・。



今朝、私は『朝飯前』に畑に水を掛けて来た。



その後は満タンにすると20㎏になるタンクの水を5回運びました。



通常は【朝】と【晩】に5~8回ずつ運ばなくてはならない。


雨が降ってくれれば、その作業は省略されるわけだから、雨は本当に【恵みの雨】なのだ。



最近の私は『当たり前』のように食べていた野菜を作ってくださった農家の方々に対して、感謝して『いただく』べきだと思うようになった。



「いただきます!」という言葉の意味が、ようやく分かって来た。



昨日は南城市文化センター『シュガーホール』にて、現代版組踊【鬼鷲(うにわし)】琉球王尚巴志伝を観て来ました。

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この組踊は沖縄県・鹿児島県・福島県の子供たちが合同で行っている。



私にとっては当初微妙な感じがした。なぜなら・・・。



薩摩藩(鹿児島県)による【琉球侵攻】は1609年。

今から411年前に遡る。



そして薩摩藩(鹿児島県)が会津藩などの江戸幕府側から寝返りし、維新側に付いたのは1866年3月7日(慶応2年1月21日)。

京都市上京区の小松帯刀邸で薩長同盟が締結されたのだ。

今から154年前の事である。



今、この琉球(沖縄県)・薩摩藩(鹿児島県)・会津藩(福島県)の子供たちが一緒に【現代版組踊】を演じているのだ。



それをこの子供たちのOBやOGたちと共に大人たちがバックアップしている。


その合言葉が【できる事を、できる人が、できる時に】なのだ。



素晴らしいと思う。



もう【ノーサイド】なのだ!



私は昨日『鬼鷲(うにわし)』という組踊を観て「もうノーサイドなんだ・・・そうすべきだ!」と感じました。



憎しみからは憎しみしか生まれない。



いつまでも【遺恨】を残したままでは前には進めません。



『霊魂』にたとえるなら、次の世(来世)へ旅立てないという事です。



【お互いに許す】という心を育てる事が、己の道を開いていくように思いました。



人間関係を良好にしていくには【ありがとう】・【ごめんなさい】という言葉が大事なのです。



私もようやく1062年10月22日の奥州での【遺恨】を水に流し、一歩前に進めそうな気がします。



この【鬼鷲】を紹介してくださった○○さん、ありがとうございました。(合掌)



次回は3月29日に福島県喜多方市で『現代版組踊』が行われるそうです。



皆さんも是非ご覧ください。





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