174.若いというのは・・・
私は千葉県松戸市にある新松戸中央病院(現・新松戸中央総合病院)に勤務している時に、
『宮里さん』・『比嘉さん』・『平良さん』・『新城さん』、
そして日本指圧専門学校に在校中には『稲嶺さん』という方々に巡りあいました。
あの方々は皆【いい人】だったと思います。
それなのに当時の私はその【いい人】たちと交際しておりませんでした。
私の目は全くもって節穴だったのです。
本当に若気の至りです。
若いというのは、それだけで素晴らしいのだが、若いと残念な事が非常に多い。
若いといつでも出来ると思い《今すべき事》を後回しにしてしまうのだ。
実に勿体ないと思います。
今日は春木屋別館のご主人だった堀水春男さんの祥月命日です。
私は2015年11月28日に山梨県の霊山(七面山)を登詣して、夕方、春木屋別館さんに戻って来ていました。
私がもうすぐ春木屋別館さんを失礼しようとしていたその時、
春木屋別館のご主人(堀水春男さん)が「俺も人間やめなければならねぇな~」と言いながら病院の通院から帰って来ました。
その時のご主人の血圧は上が100を切っていましたので、本当に危険な状態でした。
私はそんなご主人を元気づけようと下ネタで笑わせ『来月も来ますよ!』と心の中で囁いておりました。
それから一週間後の12月5日、春木屋別館のご主人(堀水春男さん)は光の中へ旅立ちました。
私がその知らせを聞いたのは、ご主人が亡くなられてから既に10日以上も過ぎていました。
奥さんの洋子さんが私を気遣い黙っていたのです。
そして、それから三ヶ月後には今度は【春木屋別館】自体が閉館してしまいました。
後悔してもしきれないあの三ヶ月です。
あの三ヶ月間に一度でも【春木屋別館】さんへ行っていれば・・・今でもそう思います。
時は金なりです。
《今すべき事》を後回しにしてはいけません。
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