149.師匠との絆
私が初めて師匠に出会った時、私は28歳で師匠は83歳だった。
だから、私の頭の中では「時間がない・・・」という思いがあった。
師匠は私の事を非常に可愛がってくださった事もあり、時折【無茶な事】を言う事がありました。
例えば、山梨県の霊山【七面山】でバッタリ出会った時には、突然『春木屋別館』さんに泊まって行きなさいと言われたり、
「佐藤(日宗)さん、もう綺麗になったから、私の所にはもう来なくても大丈夫だよ。」と言われたので、
仕事の予約を先の先まで入れてしまっていたら「明日、来れない?」と言って来たりするわけです。
私はその度に右往左往しながらも師匠の言葉に従っていました。
師匠が亡くなられてもう19年が経ちました。今となっては懐かしい思い出です。
これまで私と同じ事が出来たのは【唯一の卒業生】のみです。
これからは【唯一の卒業生】に続く方々が増えて行く事でしょう。
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