4.福の神になった貧乏神



下記のものは【福の神になった貧乏神】という昔話です。





昔、ある所にとても働き者の、仲の良い夫婦がいました。



しかし、働いても働いても夫婦の暮らしは、楽になりません。





ある年の終わりに大掃除をしていると、神棚から何かが顔を出しました。



それは、痩せたお爺さんでした。





お爺さんは悲しそうに言いました。



「お前たちがよく働くから、わしはこの家を出て行くことにしたよ。」



「あなた様は?」



「私は貧乏神じゃ。しかし、もうここには居られんわい。」



と言うと、ヨロヨロと歩き出しました。





すると、夫婦は言いました。



「出て行かないでください。貧乏神と言っても神様なのですから。」



そう言って、貧乏神を引きとめ、毎日食べ物を供えました。





夫婦はまじめに働き続けたので、いつの間にかお金が貯まって大きな家を建てました。



今日は引越しです。



はじめに神棚を移そうとすると、



中からまぶしい光が射してきて、びっくり。





そこへ現れたのは、太ったお爺さん。



「あなた様は?」



「わしは、福の神じゃ。」



「お前たちが、大切にしてくれたお蔭で、貧乏神から福の神になったのじゃよ。」



それからも夫婦は神様を大切にし、幸せに暮らしました・・・おわり。





これは先日、私が疲れて布団に横になっていると、



枕元で娘が読んでくれた絵本の話です。





私が子供の頃には【日本むかし話】というテレビ番組がありまして、



大概はどこの県に伝わる昔話なのかが示されていたものです。



この絵本の話はどこに伝わる昔話だったのでしょうか?





私たちは常日頃から神様に関わる話を相談者の皆さんにお話しするのですが、



これほど≪幸せになるため≫の解りやすい昔話は聞いたことがありませんでした。



まさにこれが大事なのですよね!





やはり生きている人にばかりお供えをしているだけでは駄目だということです。



普通は目に見えないかもしれませんが、

目に見えないものにも感謝して生活する気持ちが大切なのです。



これが出来ている人に、神様は次第に幸せを与えてくださるものです。





ですから、幸せをつかむということは誰にでも出来そうなことなのですよ・・・おわり(笑)。




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