7-2.霊視にまつわる話

By.浦村 大


今回は、日宗先生が私の父方の叔父と従兄弟について霊視してくださったことを述べます。


或る日マッサージをしていただいている最中、先生が

「年配の男の人とその息子さんらしい人が

お墓参りに来てほしいといっておりますが、その方々に心当たりは、ありますか?」

と尋ねられました。



その二人は昭和33年頃病気で亡くなった叔父とその一人息子とわかりました。



墓地は小高い丘の上あたりで、下の方に鉄道のようなものが見える所と霊視されました。



叔父は仙台に居住しており、若くして中企業の会社を経営し、仙台市の市会議員でもありました。

私が葉山に住んでおりました頃、叔父が危篤だという知らせを受け、

即、夜行列車で仙台に行き病院に駆けつけました。



その翌日、55歳で他界しました。

当時としては、立派な葬儀でした。



従兄弟とは地理的に離れていることもあって、

子供の頃はたまに泊りがけで行き来したこともありましたが、

お互い社会人になってからは会う機会も薄れましたが彼の結婚式に呼ばれました。



そして、昭和56年、私の息子が勤務地の関係で仙台で結婚式を挙げました時、

彼がお祝いに来てくれました。

が、それ以後又疎遠になり、ある時から年賀状のやり取りも途絶えてしまいました。



彼がなくなったのを知ったのは、東京に住む叔母からですが、叔母も人伝に知ったことで、

彼はその数年前、自ら命を絶ったそうでした。



原因は、彼の父から継いだ会社が徐々に行き詰った為かと推測されますが、

はっきりした事情はわかりません。享年55歳だったそうです。



いづれ仙台に行かねばと思っているとき、日宗先生が前述の霊視をされました。



そこで、早速叔母から仙台の未亡人の住所を聞いて、二人のお墓参りをしたい旨手紙を出し、

墓地の略図を送ってもらいました。



お彼岸を選んで仙台に参りまして、タクシーで市営墓地に行きました。



成る程、霊視どおり小高い丘に墓地がありました。



茶店でお花と線香を買って略図にある目印の三本松を目当てに墓を探しましたが、

広い墓地の周囲は大きな木で囲まれておりますがお目当ての三本松なんて見当たりません。



しかし、先生が霊視された鉄道つまり仙山線が崖下に見えました。



線香はどんどん、燃えていってしまい、止むなく墓地の管理事務所で正確な場所を聞き、

再度線香を買っていきました。



すると、何のことはない入り口から程近い場所で、隣りあったお墓の敷地内に小さな松が

三本植わっているではありませんか。



こんな物、目印に描くなっと腹立たしくなってしまいました。



先生の霊視のお陰でお墓参りをして仏様の供養ができましたこと感謝しております。





又、或る日のマッサージの最中に

「小学生の服装をした3人の子供が輪になって楽しそうに遊んでいるのが見えますが誰かわかりますか?」

と言われました。

それは、子供の頃いつも一緒に遊んだ近所の友達で既に亡くなってしまわれた人達でした。



先生は

「3人は、浦村さんを迎えにきたのではないかと思われますから、

あとでお線香を上げてそちらへはまだいけない旨、伝えなさい。」

と言われました。



3人は、いづれも体が丈夫で元気な連中でした。

私は一人っ子で生まれつき虚弱体質でセキリ・ジフテリアなどの伝染病にかかり

保健所の消毒などで近所に大変迷惑をかけたり、

親近者は皆若くして結核で亡くなったりしていたので

近所では私のことを20歳まで生きられれば良い方だと噂していたそうです。



ですが、戦中戦後の食糧難も乗り越え、気がつけば70歳を過ぎてました。



先生が帰られたあと早速線香を立て、お水を供えて、三人の名前を呼んで、

「僕はここまで長生きしてきたのだから、まだそちらへ行く気は毛頭ないからもう迎えに来ないでね」

と告げました。





先生はうちへ上がって来られると、時々犬が二匹、家の中をウロウロしているのが見えるそうです。



一匹は黒茶の雑種でポン太といって子供が友達からもらってきた犬で非常に人なつこく

少しも番犬にならない駄犬で、フィラリアにかかり5年で死んでしまいました。

一応保健所で始末してもらいました。



もう一匹は親戚が連れてきた純粋の柴犬でしたが

残念ながら、生まれてすぐ母犬に足の付け根を押しつぶされたらしく

成長するにつれて片足が伸びず、ビッコをひくようになり、獣医に見せたけれどダメでした。

ゴンチャン、ゴンチャンと家中で可愛がってました。



他人が来るとよく吠えて番犬にはもってこいでした。

頭の良い犬で人の言っている事を理解して、

自分で嫌な事(風呂・注射)なんて聞くと、いつの間にか姿をくらまして皆で探し回ったりして、

うかっりした事は云えませんでした。

過保護の為か、10年で病没しました。



動物保護センターで始末してもらい同所にあるボックス型の墓に遺骨を納め、

春秋の共同慰霊祭には家族で参列しておりました。



それから15年も経ったので、そろそろいいかと思って共同墓地のほうへ移しました。



その2匹の犬が今でも家を守っていると先生に言われ、家を留守にするときには

「ゴンチャン行ってくるから、しっかり留守番しててね。」

と家内はゴンの写真に向かって頼んで出かけております。





先生は差し支えない限り、週に一回、私の家に来られます。



先ず神・仏をお参りされて私のマッサージを行う前に家内にお祓いをしてくださいます。



すると、家内の先祖がたまに現れるそうです。



時には、本人も全く知らない遠い先祖も家内を見守ってくださっていると先生が霊視されます。



私達夫婦は年齢的にも体のあちこち悪くなることは当然で、

内科・外科・眼科・耳鼻科等頻繁に病院通いをし、

或る時は4〜5日入院したこともありましたが、大病に至らず

なお、日常生活においても日々無事過ごしていられることも皆、神・仏の庇護と有難く思っている次第です。



日宗先生の霊視のお陰で今まで気がつかなかった先祖の供養が出来たことは、

本当に良かったと感謝しております。



そして、これからも神・仏を敬い大切にしていきたいと思っております。



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