10.亡くなっても魂は大切な人の側に

By.倭姫


私の大好きな叔母さんが、肝臓ガンで亡くなって17年になります。

亡くなってから、叔母さんは、たびたび夢に現れ何かを訴えて来ました。



暗い地下室から私の名前を呼ぶ声がしたり、

私に白い紙を渡してきたり、苦しそうにしている姿など・・・



けれど、私には叔母さんが何を訴えているのか分かりませんでした。



その数年後、日宗先生にお会いするようになった、お盆休みの時、

自宅の玄関さきのブロック併の側を掃いていた時、私の名前を呼ぶ懐かしい声が聞こえて来ました。



けれども、現実には誰もいません。



叔母さんだ!私はすぐに分かりました。



私が小学校の時、校庭のブロック併の側を掃いていると、

併の隙間から私を見つけてはよく私に声をかけてくれました。



まったく同じ状況でした。



その頃、日宗先生には定期的にお祓いやお参りをお願いしていました。



ある日の事、叔母さんが、日宗先生を通して伝えてきた事がありました。



どうやら癌をわずらったまま亡くなったようで、痛みに苦しんでいるそうです。

そういえば私の肝臓のあたりが、張って痛みがあった時もありました。

「亡くなった方はその時の状態で召されるので、亡くなっても決して楽にはならないのですよ。」

と日宗先生はおっしゃいました。



そして、先生は私にこう言いました。

「神棚でお皿に塩を盛ってお線香2本立て、叔母さんの名前を呼んで、

叔母さんの身体が楽になりますようにと言って、毎日お参りして下さい。」と。



私は「何日間ですか?」と聞きました。



そうしたら先生は、「叔母さんが良くなったよ、と言ってくるまでです」と・・・



「え〜?、私に解るかな〜」と先生に言ったら、

「大丈夫!必ず伝えて来ますから」とおっしゃいました。



それから1ヵ月ぐらいしたある日、叔母さんは元気な姿で、夢に現れました。



叔母さんには娘さんと息子さんがいました。



娘さんが近々結婚するという話は聞いていましたが、結婚式の形式はまったく解りませんでした。



ところが私はその夢で誰かの結婚式場にいました。



周りを見たら、教会で結婚式を挙げているカップルがいました。



その中に、カメラをもって、とても喜んでいる人がいました。



なんと叔母さんでした!そして、「あの子(叔母さんの娘)は、女の子が産まれるよ」と

私に話して来ました。



自分の息子さんの事については叔母さんは、

「あの子は、私が後ろから、つっついたり、色々と言っているのに、解らないんだよ」

と、ちょっと困った顔でこう言っていました。



でも、とってもお茶目な叔母さんでした。



その話を日宗先生に話したら、

「叔母さんは楽になったから、色々教えて聞かせてくれたのですね。」とおっしゃいました。



私はとっても嬉しかったです!



それから、数か月後、現実に娘さんは教会で式を挙げました。



さらにその1年後、娘さんは女の子を出産しました。



亡くなった方は、大切な人の側にいつもいて、見守っている事を実感しました。





また、日宗先生にお会いしていなければ、

叔母さんを楽にしてあげられずに、本当の供養はできなかったと思います。



日宗先生は私に言いました。



「亡くなった方の本当の供養は、その方が何をして欲しいのかという事を聞いてあげる事が大事ですよ。

それによって亡くなった方は満足して、血縁関係ではなくても、守護霊となってくれます」と。



このような事は、自分ひとりでは無理な事で、

やはり霊能者の方と、一体となって取り組んでいかなくてはと実感しました。



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