親を介護してこそ





人の優しさというものは、いろいろありますが、

必要な時にそっと手を差し伸べてもらえることこそ、

有難いものはないですね。



押し付けがましくされると、

かえってありがた迷惑になるということもありますからね・・・。



人間として生きていくには順番みたいなものがあって、

「助けていただいたら、次は御礼をする!」ということが人間としての

筋道だと思うのです。



一人で歩けない時には、助けを求め、自力で歩けるようになった途端、

「はい、もう結構です!」みたいな義理人情のないことではいけないと

思うのですが、現実的にはそういうことが多いですね。



私は、子供の頃からいろいろありましたが、

父にはとても可愛がって育ててもらってきましたから、

今度は私が礼を尽くす番になったと思っております。



先週、相談者の方から面白いことに気付かされました。



それは、

「今は先生にとって、とても大変な時でしょうが、

先生は、お父様を引き取られてから、

人生が好転してきているのではありませんか?」

というものでした。



これは、ずばりその通りなのです。



私にとって精神的・肉体的にとてもきついときもありますが、

特に最近は必要な時に必要な物が与えられているような気がします。



今は自分にやれることしかできないのが現状ですから、

無理が利かないのです。



介護をしながら、

自分の体調をみて自分に出来そうなことをするのみなのです。



これが、理にかなっているということなのでしょうね。



これをしていることで、無駄がはぶかれているような気がします。



介護最優先!



そして仕事という感じでしょうか・・・。



ですからそれ以外のことには、

今のところ目を向けようがないのです。



いろんな方に迷惑をかけていることは、

充分承知しているつもりなので、本当に申し訳ないと思っております。



それを理解していただけるかどうかは相手次第ですから、

何を言われても受け止めるしかありません。



先日私の事情を理解してくださっている方が、

遠方より飛行機で訪ねてきてくださいました。



この方達も介護の経験をしてきた人達ですので、

痛みがわかってくださるのでしょうね。



これが今の私には最高の癒しになります。

「恩をあだで返す」ことにならないように、

今はしっかり介護の修行をしていきたいと思っています。






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