霊能者になるためには


私は24歳の頃、自分自身を見つめた時に自分の取り柄の無さに驚きました。


私は身体的にもイケメンではないし、高学歴であるわけでもなく、料理が上手とか趣味が多才というわけでもありませんでした。


つまり無能で不器用だったのです。


しかし、私の場合はこの不器用さが幸いして今の自分があると思っています。


なぜなら、昔から器用貧乏という言葉があるように、何でもすぐに出来る人というのは、すぐに飽きてしまい長続きしないものだからです。


世の中には霊感があるからと言って、すぐに霊能者になれると思っている方がおりますが、

霊感があるからと言って霊能者になれるわけではありません。



霊能者というのは、霊感を研く努力(修行)をしてはじめて霊能者に成長していくものだからです。


私は霊能者として生きて来て29年目、師匠から独り立ちして19年目を迎えています。



最近、私の喉がだいぶ嗄れて来ているのですが、これは私が毎日朝から晩まで霊視の時に祝詞やお経をあげて来たからなのです。


もしかしたら、私は神社の神職さんやお寺の住職さんよりも祝詞やお経をあげているかもしれません。


皆さんは霊能者の事をどう思っているのか分かりませんが、霊能者だからといって良い事ばかりがあるわけではありません。




皆さんには考えられない事でしょうけれど、結構厄介な事があるのです。


たとえば、大勢が集まるような遊園地や結婚式場などへ行くと、とても体が辛い状態になる時があるからです。


私が霊能者になった当初の頃などは、電車やバスに乗って移動する事がとても大変でした。


なぜならば、大勢の人たちがいる場所というのは、その場にいる人たち以上の数の霊たちが一緒にいる事があり、

更にその霊たちの中には、もの凄い力を持っている霊たちが私の体を攻撃してくる事があるからなのです。
 



これは今から約20年ぐらい前の話です。


私は知人にある霊能者の所へ連れて行かれた事がありました。


その時に私がその霊能者に言われた言葉が「あなたは私と同じような仕事をしていますね。

あなたはこれから先の修行で決して荒行(滝行)をしてはいけません!

もし荒行をすれば痔になり、その8年後には死ぬ事になるからです!」という事でした。


その後、私は荒行(滝行)を控える事にしたのですが、残念ながら痔になりました(笑)。



それから数年経ったある日の事、私のもとにとても不思議な力を持つお水を持って来てくださった方がおりました。

(お水に関心のある方は、日宗庵に来て下さい!)


私はこのお水によって生かされたように思います。


あの霊能者に出会ってから約20年の時が経ちましたが、私はお陰様で元気に生きています。


本当に有り難い事です。


今の私はとにかく【心】というものを大切にして生きています。


なぜなら、この【心】の在り方が霊能者には重要だからです。


私はこれからも本物の霊能者になるために精進して行こうと思っています。





目次へ戻る